天ぷら屋さんのおつまみ

天ぷら屋さんのおつまみ 穴子の骨せんべい

穴子の骨せんべい

皆さんこんにちは!

本日は、穴子の骨せんべいを紹介したいと思います。

天ぷら屋さんでは、毎日穴子を捌きます。

その時に出るのが穴子の骨です。

捨ててしまっても良いのですが、せっかくですので、どうにかして美味しく頂きたいですよね!

しっかりとした仕込みをすれば、臭みもなく、パリパリと美味しく頂けますので、是非食べて見て下さい。

簡単にできますよ。

仕込み

穴子の骨を準備します。

まず、骨に血合いが付いていますので、そちらを取ります。

真ん中の黒いのが血合いです

これを取らないと、臭みが出ますし、見栄えも良くないですからね。

この血合いの取り方ですが、上から摘まんで引っ張っぱると簡単に取れます。

頭からの方から摘まんで引っ張ると簡単に取れます

次は骨にくっついてる身を取ります。

この後に乾燥させるのですが、身が付いてると乾燥しにくいですし、水分が含まれる為、悪くなるのが早いです。

ですので、ここでしっかりと身を取り除きましょう。

くっ付いてる身は、引っ張ってもなかなか取れにくいので、包丁などでしっかりと落とします。

包丁で身を切り取ってく

身が取れましたら、次は骨に塩を振ります。

塩を振ることで、骨の中にある水分を取り除きます。

結局悪くなる原因は、水分であり、水分が腐敗を促進させます。

塩を振り、表面に水分が出てきたら、しっかり拭き取とる

塩を振り、20分~30分程おきます。

そうすると表面に水分が浮いてくるので、ペーパーなどでしっかり拭き取ります。

ここまで来ましたら、後は乾燥させていきます。

風に当てて乾燥させてもいいですし、バットに並べて、放置してても良いと思います。

バットに並べて乾かす

1日程置いて乾かすと完全に乾燥します。

これで、仕込み自体は完成です。

完成した穴子の骨、冷凍庫で保存可能

この状態で冷凍庫で保管しておき、食べる時に素揚げすれば完成です。

揚げ時間は、骨なので結構時間が掛かりそうですが、意外とすぐに揚がります。

低温で1分~2分位揚げれば十分だと思います。

気泡が出てこなくなれば揚げごろです。

ここで1つ注意してほしいポイントがあります。

それは、新しい油を使わない事です。

いくら綺麗にした骨と言っても、揚げると油に匂いが移ります。

ましてや、揚げる数が多いとなおさらです。

油を悪くしてしまう原因の1つなので、注意しましょう。

使いかけの油で十分ですし、なおかつシンプルな一品ですので、逆に使いかけの味が入った油の方が、美味しくなるものです。

なかなか穴子の骨を使う機会は少ないですが、キスやメゴチなどの骨せんべいを作る時も同じ工程です。

  1. 血合いが付いていたら取り除く
  2. 身が付いていたら取り除く
  3. 骨に塩を振り、水分を取り除く
  4. 乾燥させる

この工程をやればある程度の応用は可能なので、皆さんもぜひやってみて下さい!